【FXニュース】強制ロスカット遅延の松井証券に対し、東京地裁が200万円の賠償金支払命令

今月16日、東京地裁が松井証券に対して下記内容を命じたと、読売新聞が伝えています。

内容は、FX(外国為替証拠金取引)における強制ロスカット遅延により、投資家へ損害を与えたとのことで、損失を被った投資家に200万円の賠償金支払いを命じた、というもの。

本件は10年近く前の取引を主とした裁判で、ロスカット基準値から強制ロスカットが発生するまでに約18秒を要したとのこと。
東京地裁は今回の裁判で「10秒以上は合理的でない」と判断したようですね。(もちろん、明確に「○秒なら強制ロスカットの成立が正当だ」というわけではありませんが)

松井証券といえば手数料の安さが魅力で、特に日計り(デイトレード)の株信用取引に力を入れている大手ネット証券会社です。
今回の裁判はFXの案件であり、賠償命令による顧客離れは少ないと思いますが、デイトレードをウリにしている証券会社なだけに関係者は肝を冷やしているでしょう。

FX業界の環境を見ると、資本力・商品力・システムの耐久性など、体力のないFX会社が淘汰され、残ったFX会社のシステム面は進化し続けています。
今回のように10秒以上、強制ロスカットが発生しない場面も少なくなってきています。…が、それでもリーマンショックや東日本大震災のように、相場が急変するシチュエーションが発生すればロスカット遅延も起こりうる事態ではあります。

そういった場合に備え、日頃から投資家自身で「適切なロスカットを判断する技術」を身に着けていくことが大切ですね。